私に堕とされる覚悟、あるんでしょうね？

私の目に適う勇者は居るかしら？

行っくわよ～！

ふふふふふふふ……

ええ

嫌よ

うふふ

ええ……目にモノを言わせてあげるっ！！

えいっ

え～い

うふふふ

そろそろ……堕ちて♪

『女神の視線(アイ・オブ・ザ・エウリュアレ)』！

きゃああ！

きゃっ

嘘、こんな……私(ステンノ)……

ごめんね、メドゥーサ……あなたの、ケーキ……

うふ……あ～面白かった

貴方……あんまり私のタイプじゃないのよね

私はエウリュアレ。……ええそう、女神様よ。短い一生だろうけど、精一杯愉しませて頂戴ね

うふふ。私、また綺麗になっちゃった

本気の私、見てみたい？ 後悔しても遅いけど？

これ……ちょっと気持ちいいかも

この姿は久しぶり！ ご褒美になにをしてあげようかしら？

うふふ、あははっ！ 最高の気分。貴方のハートも、打ち抜いちゃおうかしら？

ここは、形のない島とは違うわね。いいえ、寂しいとかではないんだけど……寂しいとかじゃ、ないの

本当は私、寂しいのかもしれない。こんな風に思うなんて……それに、それを誰かに言うだなんてね

寂しい気持ちはあなたが埋めなさい。ね、マスター、それがあなたのこれからの仕事。せいぜい務めて見せなさいよ

あなたの気持ちを感じるわ……。あなたは…もう……私に、堕ちちゃう五秒前ね！

私(ステンノ)程じゃないけど……好きよ、マスター。今だけは……

私はどーでもいいんだけど……貴方、世界を救うのよね？

貴方はマスター、私はサーヴァント。でも、本当に仕えてるのは……どちら？

ねぇ、マスター。……ああ、何かしら、この感じ。誰かに仕えるのって、変な気持ち……

きゃっ！ ……もう、どこ触ってるの？ いけない人ね

何？

お話したいのかしら？

私、綺麗でしょ？ 可愛いでしょ？ ……ええ、ええ。知ってるわ

私(ステンノ)は居ないのかしら？ それにメドゥーサも……

五月蝿い人は嫌いよ。乱暴な人も嫌い。──いいえ。ヒトは、嫌い

聖杯なんてどうでもいいの。だって、私達には要らない物だわ

何か始まってるようだけど……貴方は行かないの？ ……行きましょうよぉ

誕生日おめでと。貴方が生まれてきてくれて良かった。ええ、本当にそう思うわよ？