こういうの……得意ではないですけれど

そうね……遊んでみるくらいなら

じゃあ……これならどうかしら

うふふ……楽しいわ。とってもね

あら

そう

お好きなように

本当にいいのかしら

えい！

どうかしら

ここかしら

あら……つい。ごめんなさいね

うふふ……覚悟はよろしいかしら。『女神の微笑(スマイル・オブ・ザ・ステンノ)』

無粋な人ね

あっ……いや！

ああっ…そんな……

こんなふうにされるだなんて……私……

愛していたわ……私エウリュアレ……メドゥーサ……

それなりに楽しかったわ。でも、さようなら

ざーんねん。物言わぬ石くれになってしまうなんて

うふふ……女神を現界させようだなんて……。面白くて憐れな人ね。貴方……お名前は？

私を強くして……戦わせたいのかしら？　うふふ……ひどいマスターですこと

英霊では無いというのに……無茶な人。けれど、特別に応えてあげましょう

このことが何を意味するか、貴方はおわかりになっていて？

欲張りな人……私、女神を本当に現界させようとするなんて。

あなたに教えてあげましょう……えぇ……えぇ……特別に私の神核がどんなものなのか

私は女神。どんな勇者をも虜にするよう望まれ、生まれ落ちた現象よ。足元までならいいけれど、肩までどっぷり嵌らないよう、あなたもお気を付けなさい

人間にも未来にもこれといって興味はないの。私はあの島で、私たちと共に暮らしたかっただけなのだし

愛されるのが私の役割。喰い散らかされることにも慣れていますわ。ああ……でも間違わないでマスター。私たちから貴方たちを愛することなんて……ただの一度もなかったのですから

私たち三人、形のない島で過ごすのが夢だったけれど……特別に貴方を混ぜてあげてもいいわ。ただし……人間ではダメよ。そうね……ちっぽけな蟻にでもなるのなら考えてあげる

もう……これだけ言っているのに、懲りない人なんだから。いいわ、私の負け。好きよ、マスター。いいえ……いいえ……噓です

世界を救うのでしょう。なら、あまりここに居続けるのも、よろしくなくてよ

なにかしら。いいえ……なんでしょう、マスター

人に仕えるというのは……ああ、なんて不思議で奇妙な体験でしょう

うふふふ……いけないマスターね……女神に触れようなんて、いったい、何がしたいのでしょう

なんでしょう。そんなに……私が気になりまして？

うふふ……可愛いわ……マスター

楽しいかしら……マスター

好きなもの？　そうね、私エウリュアレとメドゥーサだけど……離れ離れになってばかりね、私たち

嫌いなもの？　そうですわね。ちっぽけな人間風情が馴れ馴れしい……だなんて、言ったりしませんとも。ええ

聖杯……それがあれば……うふっ、いいえ、馬鹿ね私。うふふ

何か……騒がしい様な。貴方もそちらへ行くのでしょう？

おめでとうございます。貴方が生まれてきた事……ええ、とても喜ばしい。うふふ