魔法少女の絶望は、わたくしたちが終わらせる。まずは…白い邪魔者さんに綺麗さっぱりいなくなってもらわないとだよ

あなたじゃなくてー、アリナ・グレイなんですケド？

コングラッチュレーショーン！

もし全ての魔女がいなくなるとすれば…それは同時に、全ての魔法少女がいなくなる時だろうね。グリーフシードは、魔女を倒して得る以外ないんだ

ありえないんですケド

さぁ、君たちはどんな願いを叶えるつもりだい？

お姉さまの魔女化を防ぐにはどうするか。最大の問題点は、魔法少女の魔女化が宿命づけられてることだよね。それなら答えは簡単。それを消し去っちゃえばいいんだよ

魔女をもーっと簡単に、まとめて駆除できる方法があれば魔法少女だって楽に戦えるよね

わたくしたちは、魔法少女についてまだ何も知らないんだよ。お姉さまを確実に助けるためには、調べなきゃいけないことだらけ

私のためにお姉ちゃんがあんな目に遭うなんて…そんなの嫌だよキュゥべえと契約して魔法少女になれば、お姉ちゃんを助けられるよね？

キュゥべえの言う通りだとすれば…お姉さんはういの病気を治すために、魔法少女になった

彼女を助けたいかい？君たちが僕と契約してくれれば、環いろはを助けられるよ

どうしてお姉ちゃんが怪物と戦ってるの？

この街のどこかに桜の枯れ木があって…いつかその木の下では、退院した3人の女の子たちと、いつもお見舞いに来ていた女の子が再会するのそうしたら、枯れ木には綺麗な花が咲いて…もう二度と枯れたりしない！みんなで約束しちゃお！

あの頃の僕たちには…この病室だけが、確かな全てでいろはお姉さんの存在だけが、外の世界との繋がりだった。僕たちには、それだけが必要だった

大切な宝石を握りしめ、僕は眠りについた。その日は暖かく、風も穏やかで...僕は言った。これならなくすことはない。目を覚まして、馬鹿正直な手を叱った。宝石は消えてしまった。僕にいま残されたのは、ただ…アメジストの思い出だけ

小さな過去の1つでもこんなに大切なものを忘れてしまうのはさびしいからと…ういは言った