小さいな、馬上から見る敵は

戦だ。蹴散らすぞ、ラムレイ

拍車を掛ける

貴様、逆鱗に触れたな

潰すか

砕くか

面白い

聖槍、抜錨（ばつびょう）

はっ！

ふっ！

走れ！

耐え切れるか？

突き立て！ 喰らえ！ 十三の牙！『最果てにて輝ける槍（ロンゴミニアド）』！！

ぐっ……！

貴様……！

私を、倒すか……！

ラムレイ……今までありがとう……

この程度か。名を覚える価値も無い

儚いな……すべては一時の騎上の夢だ

ランサー、アルトリア。召喚に応じ参上した。我が愛馬が雷雲を飲むように、我が槍はあらゆる城壁を打ち破る。あなたの道行きを阻むもの、すべてを打ち砕こう

物足りぬ。まだだ

霊基、再臨

力を、ここに

なるほど、悪くない

見るがいい、最果てにて輝く呪いの槍を。敵であれ味方であれ、我が一撃は反逆者を殲滅する──。マスター、貴方は最後まで、私の側を離れぬことだ

あなたには、きっと理解できまい

今の私には、理解できる

憎まれ、疎まれることこそが英雄の本分であるとすれば

私には義務がある。ならば、私は務めるまでだ

私のせいで散った、全ての命の為に

いつまでそうしているのです。行きましょう

この槍。今は、貴方の物だ

主も下僕も私には関係がない。ただ立ち塞がるもの全て砕きましょう

永い夢を見ていた……

夢は……どちらだったのか……

命令をマスター。私は何を砕けばよいのです

好きなもの？ 今欲しい物か……。そうですね、魔力がいささか減少しています。ジャンクな補給を求めます

私は……この槍をもって何を……

聖杯の中に何が眠っているのか。貴方は考えたことがあるか？

行きましょう。我が力、奮うとき

今日という日は……いや。祝福など、今の私には