虚しい戦いだ。そちらに益はないぞ？

仕方がない。戦うしかないか

では、こちらを

それではどうぞ

恵みを授かりました

我が眼光、射貫け！

うむ

ほう……

よろしい

さて……どうする？

一切の邪悪、滅ぶべし

是より地獄を開始する

はっ！

ふっ！

せいっ！

狙わずとも！

切り刻む！

誘爆起動。崩れよ！

運命は此処に定まった

因果、応報。これより炸裂する！

漲れ。我が、ガーンディーヴァ！

神性領域拡大、空間固定、神罰執行期限設定、全承認。シヴァの怒りを以て、汝らの命を此処で絶つ……『破壊神の手翳』！

此処に我が宿業を解き放とう、神と人の子として罰を下す。見るがいい。これが崩壊だ……！──『破壊神の手翳』！

悲劇を以て衆生を救わん。シヴァの後光よ、崩壊と共に押し寄せよ。爆縮開始！『破壊神の手翳』──弾けて墜ちよ！！

おのれっ！

くっ……！

馬鹿な……！ くっ……無念……！

こんなところで、終わる、はずが……！

だから言っただろうに

無駄な行為に身を任せたか。哀れな

サーヴァント、アーチャー。アルジュナと申します。マスター、私を存分にお使い下さい

あぁ……これはいい……

ありがとうございます

フッ……良いことです

ああ、これこそが───

よろしい、完璧だ！ これでこそ私、これでこそアルジュナだ！クッフッフ……アッハッハッハッハ！！

マスター、よろしくお願いします。さて……どうしましょう？

ほほう？ マスターは、私に興味があると？

なるほど。これが絆ですか。どこか煩わしいですが、これもまたサーヴァントの宿命……でしょうかね

あまり……私を見ないでください。このアルジュナ、恥を晒しているようで耐え難い

あぁ……私の顔を……見てしまったのですね……悲しい、あまりに悲しい。どうか、マスター。このことはご内密に

最早惑いはありません。……いえ、違いますか。惑うからこその人間、混沌があるからこそ、澄み切ったこの領域に至ることが出来た。何度でも申し上げましょう。──あなたに会えて、良かった……

ご決断をお願いします、マスター

えぇ。私アルジュナは、真摯に仕えることのみが喜びですとも

私とあなたでは、私の方が偉大だと認められているでしょう。しかし、それは関係ない。あなたがマスターであること。私は、それを重要視します

カルナ、まさか貴様と共の陣営になるとは。これもまた、神の一手と言うわけか。今は争わぬが、次に顔を出せば、どうなるか分からんぞ

ラーマ。貴方と共に戦えるとは光栄です。しかし、思ったよりも若々しく……。敬語は必要ない、ですか？……よろしい、ならば。共に戦うとしよう！

好きなこと……ですか。一人の方が、気楽でいい……。英雄とは程遠い思考ですがね

嫌いなこと……ですか。私の心に踏み入ろうとする者は、あまり好ましくない……。マスター、どうか気をつけて下さい

聖杯に掛ける望みですか？願わくば、私を永遠の孤独にしてほしい……。冗談ではなく、本気ですよ？

最早聖杯に託す望みはありません。……いえ、そうですね。最後まで、マスター。あなたと共に在らんことを

何かあるようですねぇ

生誕の日だそうで。おめでとうございます。両親に、恩師に、友人に。あるいはそれ以外の大切な何かに……感謝なさい