ホワイダニットに注意したまえ。英霊も魔術師も、物理法則にとらわれない存在だが、動機だけはそうはいかない。どこまで行っても、彼らもまた人間なんだ

ライネス「渾沌に七穴、英傑に毒婦。落ちぬ日はなく、月もなし。とくと我が策御覧じろ。混元一陣（かたらずのじん）！」

司馬懿「勝負に奇計も切り札も要らぬ。ただ十全に整え、当然に勝つのみ。混元一陣（かたらずのじん）！破れるものか」

あ、うん！グレイがいてくれるのは嬉しい！もちろんマスターも忙しいだろうが、ほら、一緒にお茶くらいは飲めるだろう？

今日は茶会を開くことになってね。さあ、早く準備をしてくれたまえ。……え？誰と茶を飲むのかって？やれやれ、今更そんな説明をさせないでくれたまえ。……私はね、君とお茶の時間を過ごしたいんだよ。我が弟子

クエスト開放とのことだ。まあ、探求は魔術師の基本だよ。我が弟子には頑張っていただきたい

ライネス「うんうん、罠を仕掛けるのは楽しいねえ」

トリムマウ「お嬢様。迎撃準備、整いました」

ライネス「行って！」

ライネス「よろしい、やってみよう！」

司馬懿「では、俺も力を貸してやろうか」

トリムマウ「お嬢様、こちらでございます」

さーて、新しいミッションが開いたらしい。頑張ってもらおうか

いいねえ、レベルアップのこの感じ！力が漲ってくる気分だけど、君が味わえないのは残念かな

ライネス「とっておきの御開帳といこうか」

うふふっ、司馬懿どのにあやかって、やはり中華の衣装も袖を通さないとね？少し動きにくいが、この優雅さは代えがたい！で、君の好みはどうだ？なにしろ私はサーヴァントだ、洋装でも中華風でも、好きな服ぐらいは着てやるぞ？

さて君、きちんとインフォーメーションは読んだかね。エルメロイ教室だと、全く読まない問題児が過去にかなりいてね。いや待って、読む方が少なくなかったか

ついに、終わってしまったね。正直に言えば、この夢みたいな時間がもう少し続いたらいいとか、考えてしまっていた。お疲れ様、我が弟子。いつか暇があったら、エルメロイ教室に来たまえ！その時はグレイと我が兄共々、歓迎しようじゃないか

ライネス「エルメロイの至上礼装、とくと御堪能あれ！」

ライネス「あぁっ！」

ライネス「図り、謀り、陥れる……こいつが軍師の妙ってもんさ」

ライネス「くそっ、手加減しろ！この！」

司馬懿「勝負に奇計も切り札も要らぬ。ただ十全に整え、当然に勝てばよい。混元一陣（かたらずのじん）！」

ふむふむ、進み具合はどうかね？言っておくが、私の採点は辛口だよ

いい旅だったな。季節も定かならぬパッチワークロンドンだったが、君と過ごした時間は忘れがたい。いや、この記憶も、失われるのだろうが……もう少しだけ、君と一緒に愛おしんでいたい

ライネス「ちっ、ここまでか……すまない」

何とまあ！凛のやつ、あんな夏の衣装まで。いや、凛じゃないのは分かってるが、あまりにも適応しすぎだろうあれは……

ライネス「へえ、そいつでいいのかな？」

おお？外で何か始まってるみたいだな。さあ行こう、すぐ行こう、時は待ってくれないぞ！

ライネス「さて、こいつの効果は折り紙付きだぞ？」

おおー、こいつが霊基再臨。衣装も変わって気分一新だなぁ。……え？なんで洋装なのかって？勿論、私の好みだとも

パッチワークな都市を駆け巡り、奇々怪々な謎を解く、か。いかにも兄上の好きなコンピューターゲームじみている。もっとも、私も遊興な類は嫌いじゃないがね

司馬懿「そうだ、このように、ただ当然に勝てばいい」ライネス「……っておや、司馬懿どの！？」

穏やかな人生、予想通りの出来事、代わり映えのしない展開は嫌いだね。どうせなら激動がいい。サスペンスでスペクタクルでB級な展開こそが望みってもんだ！ん？ほほう……、司馬懿どのは詩文が嫌いだそうだ

へえ、誕生日か？うん、私みたいな魔術師に祝われても嬉しくないかもしれないが、今は言っておこう。おめでとう、我が弟子

トリムマウ「月霊髄液（ヴォールメン・ハイドラグラム）、参ります」

トリムマウ「了解です」

ライネス「さあて。蹂躙してやろうか、マスター！」

ライネス「これでっ！」

うわぁ、あのルヴィアが神霊か…。いや、ある意味納得はするが……。何というか、ああなってさえ無駄にゴージャスなお嬢様だな

おおー、来たか、我が弟子。じゃ、張り切っていくとしよう

ほほー、なかなかいいものを得たようだ。大事にしたまえよ、我が弟子

ああうん、サーヴァントとしては半端者の私だが、どうやらこの景色まで至ることができたらしい。君のおかげだよ。こんな状態が維持されるのは人理が曖昧となった今だけの奇跡だろうが……だからこそ、この景色を私は好む。もしも君もそうだったなら……ああ、だったら、私は嬉しいな

トリムマウ「お嬢様……申し訳ありません」

ずいぶん足繁く通ってくれるじゃないか。なんだ？私のことが気に入ってくれたのかな？ ふふ、お世辞でもそんな風に言われるのは悪くない。ああ、大したものはないがそこらの本を読んでいてくれても結構だ

ライネス「戦いは結果だけのこと、つまりは我々の積み重ねの勝利だよ、マスター」

ふむぅ……。割と脅したつもりなんだが、未だに私のところに来るのだね、君は。何？弟子だから？……確かにそれはその通りだ。うん。よろしい、覚悟したまえ。私と関係を続けるからには、いささかならず、思考と人生を歪めてもらうぞ

これはすばらしい、時計塔でも滅多に手に入らぬ逸品だぞ

聖杯ね。別に願いたいことなんてないさ。欲がない訳じゃない、というか欲望たっぷりの私だけど、そういうのは陰謀とか策略とか奸計とかで手に入れるべきだ。つまるところ、ああいう無条件で貰う何かってのは気持ち悪い

トリムマウ「お嬢様、こちらをお使いください」

ああ、ここまで来たか。最後の探求の出現だ。せっかくだ、君。私の一緒に、探偵の真似事をしてきたからには、つめまで完璧にやってくれたまえ

我が兄もこんなところまでご苦労様だ。もうちょっと気楽に構えれば葉巻の量も減るだろうけど……。いいや、あれはあのままでいいかな

ライネス「仰せの通りに」

へえ、私を召喚したのか。司馬仲達参上……って、うん、私はライネス・エルメロイ・アーチゾルテの疑似サーヴァントなんだけどね？大丈夫大丈夫、力は引き継いでるから。ライネスでも司馬懿でも仲達でも、好きに呼んでくれていいよ。どうぞよろしくね、マスター？

君はマスター、私はサーヴァント。ここはきちんと弁えておこう。とりわけ、擬似サーヴァントだとこの辺の区別が大事だからね。……で、君、ちょっと用事を頼まれてくれないかな？

彼女の信頼を得たらしいね。うふふ、大切にしてくれたまえよ

事件進展、だな。さあ、我が弟子、新しい現場に行ってみよう

他人の上にいるってのは肩がこるからね。こうして誰かに命令される立場ってのは楽でいい

いささか困ったな……。君の苦しむ顔を見たい、という欲望が日増しに膨れ上がっている。悲しむとか、怒るとか……まぁ、人生を踏み外すタイプの負の感情だよ。この性質ばかりは、私自身には止められなくてね。……いやぁ〜、困ったぁ

おやおや、あの赤い悪魔、まさか女神様になってらっしゃるとは。とはいえ、変わらないところは変わらないものだね

おいおい、のんびりしていていいのかな？人理のためにも、早くクエストをこなさないといけないんじゃ？

ライネス「さあトリムマウ、よろしく頼むよ」

どうしたのかな？我が弟子。ん？どうして弟子って呼ぶのかって？さて、どうしてかな。過去か未来か別の世界か、君が私の弟子だったりするのかもしれないぞ

好きなもの？大変言いにくいのだけど、他人の不幸だね。とりわけ真面目な人間が鬱屈して道を踏み外すところなんて最高だ！……って君、引かないでくれたまえ

謎は解決、終わるべきものが終わり、パッチワークロンドンも霧の向こうに遠ざかる。いやー楽しかった！持って行くものは忘れずにな？

今回は衣装変わらずか。……ん？変わりたかったかって？そりゃもちろん。女の子だからね、その時の気分であれこれ着替えたいものさ