しばらくは生き残れるだけのサバイバル術は、これでも身に着けているつもりだからな。

もしも遭難してしまっても、安心してくれ！

思い返した胸が温まる記憶だ。

仕事と休日を兼ね備えた店舗になると思うのだが、一度お姉さまに相談すべきか？

聞いてくれ！海のメイドカフェというのはどう思う？

こう………っば。ホットな。嘗て家族で海に行った時は、父からこうして泳ぎを教わったものだ。

随分と遊ばれてしまったが、そのぶん張り切って選んでくれた。

とはいっても、その功労者は八雲だかな。

もちろん海の家で精を出すものは例外じゃない。働く人が流す汗は美しいものだ。

うむ、水着の値段なら安く抑えたぞ。

漁師夜光開始、海で働く大人たちもかっこいいものだな。

どうだ？ヒヤッとして気持ちいいだろう。こうして体が熱い時は、脇と股と首に冷えたペットボトルを挟むのが一番だ。

下に水着を着て登校するのは、普通ではないのか？

あっ、そんなバカな？一限目が水泳の授業なら、普通だと思っていた。

例えばここにある海藻もそうかもしれん。

違うのか？

一度、果てなしのミラーズで腕試しでもしてみるか？

これを唱えれば、ご主人は何でも上手くなるらしい。

おいしくなーれの呪文を知っているか？

休みぐらいはゆっくりさせて欲しいものだなぁ。とはいえ、完治した以上は魔女を片付けなくてはいけないな。うむ、自分は水着のままで構わんぞ。

実は水着というのは恐ろしく運動性能がいいかもしれないな。

さ、海に入る前は準備運動だ。行くぞ！半身になって手を開き、獲物を捕まえる運動から一・二・三・ぐし・ニ・ニ・さん・ぐし。

静かに夜風を受けていると...幸せでなんだか罪悪感が芽生えてくるから、不思議だな。

普段この時間は…バイトが終わって、帰路に着いている頃だな。

あの日も確か、夏の夕方だったはずだ。