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何?以前と姿が違う?では、確かに別の英霊なのだろうよ。そなたが知っている男は、君主として国を守った男。そして私は……武人として敵を殺戮したものだ
何?以前と姿が違う?では、確かに別の英霊なのだろうよ。そなたが知っている男は、君主として国を守った男。そして私は……武人として敵を殺戮したものだ
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私が吸血鬼だと?ふっはっはっはっはっ……それは愉快、愉快なことだ、友よ!だが間違いではないぞ?贖いに血を求めた以上……我が身は紛れもなく人ではない何かであろうよ
私が吸血鬼だと?ふっはっはっはっはっ……それは愉快、愉快なことだ、友よ!だが間違いではないぞ?贖いに血を求めた以上……我が身は紛れもなく人ではない何かであろうよ
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私は人の愛を見失った男だ。串刺し公とは人を弾劾する獣の名だ。だが……一度ここではない彼方で、美しいものを見た気がする。あれは……深い……海の底の記憶だったか……
私は人の愛を見失った男だ。串刺し公とは人を弾劾する獣の名だ。だが……一度ここではない彼方で、美しいものを見た気がする。あれは……深い……海の底の記憶だったか……
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正しさを求め、裁きを求め血を求めた。我が人生はこの夜のようなもの。あらゆる罪科を飲み込み、夜明けとともに消えゆかねばならない。友よ……そなたの戦いに罪はない。それらはすべて、私が地獄に持ってゆこう
正しさを求め、裁きを求め血を求めた。我が人生はこの夜のようなもの。あらゆる罪科を飲み込み、夜明けとともに消えゆかねばならない。友よ……そなたの戦いに罪はない。それらはすべて、私が地獄に持ってゆこう
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一度仕えると誓った以上、我が心は決して裏切らぬ。主に間違いがあったとしても、これを正し、共に滅びるのみだ
一度仕えると誓った以上、我が心は決して裏切らぬ。主に間違いがあったとしても、これを正し、共に滅びるのみだ
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34
我が側面、我が真実とすら契約していたか。フッ……確かに、アレは静かに狂っているな。我が事ながら融通の利かぬ男よ……苦労を掛けるな、友よ
我が側面、我が真実とすら契約していたか。フッ……確かに、アレは静かに狂っているな。我が事ながら融通の利かぬ男よ……苦労を掛けるな、友よ
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35
あの女は気に喰わぬ……カーミラと言ったか。生きるために血が必要だと語りながら、その中身は不老への渇望のみ。我が妻の前に立てば、恥辱から灰になろうよ
あの女は気に喰わぬ……カーミラと言ったか。生きるために血が必要だと語りながら、その中身は不老への渇望のみ。我が妻の前に立てば、恥辱から灰になろうよ
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エリザベート・バートリー……何故か、あ奴を見ると我が槍が怒りで震える。だが同時に「許せ」と、響く女の声がある。この声は……誰のものだったか
エリザベート・バートリー……何故か、あ奴を見ると我が槍が怒りで震える。だが同時に「許せ」と、響く女の声がある。この声は……誰のものだったか
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37
好きなもの、と?んん……久しく考えておらなんだ。礼拝は欠かさぬが……妻の幸福こそが、我が生き甲斐だったのかもしれぬ……
好きなもの、と?んん……久しく考えておらなんだ。礼拝は欠かさぬが……妻の幸福こそが、我が生き甲斐だったのかもしれぬ……
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嫌いなものだと? 語るまでもなかろう!欲に溺れ、尊厳を嗤い、欺瞞すら無自覚となった、恥知らず共が我が獲物である!
嫌いなものだと? 語るまでもなかろう!欲に溺れ、尊厳を嗤い、欺瞞すら無自覚となった、恥知らず共が我が獲物である!
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聖杯は唯一無二のもの。たとえ奇跡を宿そうと、贋作に価値はない。……友よ、そなたに真心あらば、我が身に捧げる愚は犯すな?
聖杯は唯一無二のもの。たとえ奇跡を宿そうと、贋作に価値はない。……友よ、そなたに真心あらば、我が身に捧げる愚は犯すな?
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不覚……! 友よ! そなたの誕生日ではないか!このような日に、記念銀貨さえ作れぬとは……!我が一生の不覚……!
不覚……! 友よ! そなたの誕生日ではないか!このような日に、記念銀貨さえ作れぬとは……!我が一生の不覚……!