Xさんの弟子……とか言い張るあのセイバー顔の白い騎士……苦手なんです。見ているだけで心の胃袋がきゅっと締め付けられて……もうたまらずに、銀河アマゾヌの亜光速便で豆大福をポチってやりました。

Xさんは私の初めてのお友達で、いつかきちんとありがとうを伝えたい人です。え？百合とかないです。それよりとっととシェアルームの片づけをやってほしいです。これだから属性混沌は……

あーもう帰りたい…

あの、マスターさん。よろしければ、新作和菓子の探索に行きませんか？

あんこ、きなこ、つんだ、栗きんとん、んん、これは迷う…今ちょっと手が離せません

くらえ！

おつとめ品セールだなんてとんでもない。最後まで諦めずに突撃です。あっ、残った材料は私が引き取りますので、ご安心を

いらっしゃいませ、ささやかながらお手伝いします。

これでいい？

そうですね。マスターさんは、私が誓った主であり、帰るべき港であり……え？お菓子を切らした？もう寝ますね

ふ～、これは迷う…

ヒロインＸ・オルタ……クラスはバーサー……セイバーです。たぶん、この部屋、ちょっと寒くないですか？役立たずのエアコンをズババと斬っても……よいですか？

想いを実行に移す時です。

甘くて、ほろ苦い、胸騒ぎが…これって、もしかして……食欲？

贈り物でしたらお包みしますね、有り金とボンドでよろしいですか？

行きます！

銀河に君臨すべき王としての生を受け、誇りある騎士として育った……その私が使える主人にも、また一定の格式をぉっ！？あのう……その後ろ手に隠したものはなんですか？どうぞどんな命令でも言ってください！