闇の時間である。血の晩餐である

では、世界に呪わしき我が名を吼え立てよう

馳走に預かるとしよう

我は闇にあって闇に非ず

よかろう

ふん

さて

捧げよその血、その命を

血を求める

絶叫せよ

んんっ！

さあ、串刺しの時間だよ

血に塗れた我が人生をここに捧げようぞ。『血塗れ王鬼(カズィクル・ベイ)』！！

不覚……！

ううっ！

ここまでか……

妄執の行き着く果てよ……

血を啜ろう。これは報酬である

幾千幾万の血を流し、そして余に捧げよ

サーヴァント、ここに参った。余に血を捧げるマスターは貴様か

ふん、馴染んだな

まだ余力はあるな

さて、何処まで行けるか……

我が肉体は無様なれど、最強である！

ほう……ここに至ったか。今宵は月も美しい。しばしの間酔い痴れるとしよう

無礼者。次はないと思え

しつこい奴め。命が惜しくないとはな

分かった、分かった。余が特別に許す……まったく……

マスター……触れるならその分の血を寄越せ。これで対等だ。

貴様、余とともに永遠を生きるか。なにしろ永遠は退屈でな。お前のような者がいればこれから先、退屈することはあるまい

ううむ、興味深いものがあるぞ

余はお前のサーヴァントであり、お前は余の家臣である

余とお前は対等だ。主従と呼ぶにはふさわしくなかろう

生きる歓び……血を啜る以外の楽しみなどあるまい

嫌うもの……強制されることだ。それ以上に屈辱的なことは無い

聖杯に血を注ぎ、喉を潤す。ふん、最高の贅沢だ

何かあるらしいな……。行くがいい

ふむ……生まれた日を胸に刻むは人間ならでは、か