暗殺を実行する。速やかにな

私と相対したな……それは死を求めるのと同義だぞ

こうしていくか

ふむ……ではこう行くしかあるまい！

お見せしよう

よかろう

ああ

そうか

いいだろう

では、行くか

静かに

カッ！

はっ！

飛ぶぞ

一殺

しぇああっ！

では、無音の極技をお見せしよう

瞬く間に死ぬがいい

ここより己の死は恐れず、生も求めず、『不還匕首(ただ、あやめるのみ)』

ぐっ……む……！

くっ！

ここまでか……なぁに、そういうこともあるさ……

さらば……我が人生……

刃は届かず……か

野晒しだが文句は言えまい。死人とはそういうものだ

死は安らかな眠りに似ている。そのままゆるりと横になれ

次の死はわたしか、それても敵か……ふん、それもまた人生さ

サーヴァントアサシン、名を荊軻という。失敗した身で召喚させるというのも複雑な気分だが……今回は上手く立案しよう

ふむ……一手、手が進んだな

まだ八合目、というところか

まだまだ、かつての領域には程遠い

いいぞ。勘が大分戻ってきた

完璧だ。これならあの皇帝を倒しきれる。よし、行くぞ！

おや、触れたいのか？　……触れるなら喉がいいぞ。はっはは

酒は飲めるか？

別に酔いつぶれたいわけでも、溺れたいわけでもない。ただ、酒でこの世から浮きたい時もある

私の髪？　……あぁ、梳いてくれるのか。ありがとう……我が主よ

いつか、帰らぬ旅に出る時もあるだろう。その時はどうか、笑って見送ってくれ。泣いて引き留めることが愛でないこともあるのだから

君、そろそろ旅に出るべきではないか？

私は主を持たない主義だがね……まあ、君とは運命共同体さ

私は殺す、君は魔力を与える。別の方法で魔力を貰うのもありかな？　ふふっ

好きなものか？ 酒、月、花、ただそれだけで人生は十分だ

嫌いなもの……友は好きだが、家族は苦手かな。あまりに人生が守りに入ってしまう

聖杯に酒を注ぎ、月を見ながら一杯……そういうわけにもいくまいか。ふふっ

おや……騒々しいな。様子を見に行こう

君の誕生した日か。祝福を。飴がいるかな？