目障りだ。

蹴散らす。

消えるがいい。

あまりに脆い！

ふん！

黙れ。

よかろう。

——鳴け。地に堕ちる時だ。

ふっ！

そこだ。

足掻くな。

蹂躙してやろう。

卑王鉄槌、極光は反転する——光を呑め、約束された勝利の剣（エクスカリバー・モルガン）！

う……ぐっっ！

……ここまでか。

……覚えておくぞ。

つまらん。

踏み潰す。

……召喚に応じ参上した。貴様が私のマスターという奴か？

……満足か？

力が滾る。……もう自分を抑える必要はないのだな。

……悪くはない。魔力が増すのは良いことだ。

マスター、もっとだ。ここまで来たのだ。責任を取ってもらうぞ。

何を戸惑う？ 貴様のために重苦しい鎧を脱いでやったのだ。であれば、この先の運命はわかっているな？血肉の一滴まで私のために使うがいい。

私の機嫌などとるな。臣下が死のうと人々が苦しもうと、何も感じない女だからな。

……私は卑王ヴォーティガーンを討つ為に竜より造られたモノだ。……今となっては、その使命も白々しいものだが……ミイラ盗りがミイラに、というやつだ。

刺激が足りない。腹も減った。マスター、何か用意せよ。食べ物であるのなら何でもよい。……ん？ ハンバーガー、だと……？

マスター、はしたないサーヴァントだと恥を忍んで提案するのだが……あの、ジャンクフードの王様のようなパンケーキはいつになったら出てくるのだ？

もっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ……はっ！？ い、いつからそこにいた貴様！ 何？ おかわり？ あと１ダース追加だと！？んぅ……よい、無礼を許す。そこに座るがよい。特別に其方をわが主と認めてやろうではないか……

いつまで休んでいる？ 雑魚どもを蹴散らしにいくぞ。

もはや王も騎士もない。私はお前のサーヴァントだ。

貴様が膝を屈した時、その首をいただこう。それまでは私に頼るがいい。

好きなものは、強いものだ。身体でも心でも構わない。

嫌いなものは、弱いものだ。身体はともかく、心が弱い者は見ていて辛い。

聖杯か？役に立つのなら使う。偽りなら破壊する。

戦いの匂いがする。刈り取り時だ、マスター。

バースデーか、よかったな。