行こうブケファラス。蹂躙を始めようじゃないか

経験豊富なはずなのに新鮮な気分ってのは、不思議だね

なるべく長く戦いたいな。勉強になるもの

さてと……行くよ！

こういう時はこう、かな！

いざ参らん！　ははっ

分かった

行こう！

いざ

今が勝機、かな

ああ、僕もそう思ってたんだ

やっ！

はっ！

せえいっ！

あっははははは！

たああっ！

こんな感じかな！

隙だらけだよ、君！

はああああああっ！　ゼウスよ！

いずれ彼方へ至るため──『始まりの蹂躙制覇』！

いずれ彼方へ至るため──今こそ此処に、一歩を刻まん！　『始まりの蹂躙制覇』！

暗雲よ、雷よ、父よ、見るがいい！　『始まりの蹂躙制覇』！

うあぁぁぁっー！

ああっ！

すごいな……すごいよ……！

あいったたぁ

この姿じゃ、これがいいところ、かな……

悔しいな、思ってたより……！

参ったな……うん。参った……

アリストテレス先生の言うとおりだったな

面白かった！　ハハッ、君、悪くなかったよ

鬨の声には、まだ早いかな

僕はアレキサンダー。アレクサンドロス３世でもいいよ――勿論、他の名前でもね

あ、今僕、成長した？

いい感じ。ありがとうマスター！

これを続けると、どうなるのかな？

全盛期ってわけじゃないんだけど……これすごくいいよ、マスター

行け！ ブケファラス！ 我が蹂躙はここから始まる！

マスターのあるサーヴァントとしての現界はこれが初めてじゃないよ。うん、前にもあるんだ

聖杯戦争に関わるのも……うん、初めてじゃない。これで何回目になるのかな……2回？　あー、3回？　どうだったかな

ごめんねマスター、頭では分かってても、どうしても、マスターに仕える気持ちだけは生まれない。君の事は好きだよ、でもね

僕は王。ううん、王になる僕の若かりし形。王は誰にも仕えない。だから君とは……そうだな

君には臣下っていうよりも先生になってほしいかな。それが僕の本音。マスターとサーヴァントじゃなくてね

僕はいつでも行けるよ。君はどうかな？

君がマスター、僕がサーヴァント──うん、わかってる。初めてじゃないしね

何だい？　マスター

あははは……くすぐったいよぉ

僕の体？　あーうん、鍛えてるよ。結構ね

イリアス、どこかにない？

面白いね。ここも、君も

誰かに仕える感覚、実はよくわからないんだ。だから僕が君に抱くのは、友人みたいな感覚なんだ。大人の僕なら、そこは臣下だ、というのかなぁ

ああっ先生！　いたいた。今日も色々教えてくれるよね？

大きいなぁ！大人の僕、ホント大きい！それに強そうだよね、うんうん！

アキレウスだ……！　一目見ればわかるさ！　ほら、だって……！　ああ……正真正銘、本物のアキレウス……！　何て言って話しかければいいんだろう……！

緊張……？　ちょっと違うかな。興奮してるんだ、僕。だって、あのイリアスに記された伝説の勇者たちがいるんだよ。興奮しないはずがないさ！

うん？僕に何か用？それとも大人の方の僕に用かな？

可愛い？　うん、知ってる。可愛くて、びっくり？　ああ、なるほど。君は大人の僕のファンなんだね

へえ、君先生の弟子なんだ！じゃあボクとは同門だ。ははっ、そういうことにしよう。その方が面白い

君、好きなものはある？　僕には沢山あるよ

僕？　僕は好きなものが沢山あるんだ。嫌いなものより好きなものの方が多いかな。本もそうだし、馬も好きだ。ギリシャも好き。海も好きさ！

君は、嫌いなものってある？

僕、嫌いなものはあまりないんだ。本当だよ。今はね

聖杯か……この姿の僕は、それほど求めてはいないんだけどね

僕も行ってみたいな……ほら、今何かが起きてるだろ？

誕生日、おめでとう！　お祝いの宴、華やかにやるべきだね