朝は債務に関する案件で外へ行き、それから午前中のうちに先週相談しに来た顧客へ返事をして・・・さて！勤務開始だ。

天気の良いうちに条文でも暗記するか。えーっと、『璃月商典』第27章第6条第1項は・・・何だったか・・・この私が忘れるなんて・・・しっかりしないと・・・

はぁ・・・なんて最悪な天気なんだ・・・ひ、冷えるな・・・ハ、ハックション・・・

法は制約であり、道具でもある。しっかりと頭に入れておけ！もし忘れたら、もうー回教えてやらなくもない

法と人の情は、時に衝突しときに通じ合う。それぞれの利害を天秤にかけるのは、実に難しいことだ・・・

ふむ、こう言った事例もあるのか・・・かくも世は広大で奇事事に溢れるかな。

私の連絡先は・・・どこに書こうか？紙切れではすぐに失くしてしまいそうだし、手に書けば消えてしまうかもしれない・・・おっ！お前の隣にいるちびっ子の服がちょうど良さそうだ。

また雨か！岩王帝君様、どうか御慈悲を。壁一面の法典が湿気ってしまう・・・

私が担当すれば、解決できない案件などないぞ！

お客様？どうぞ、はい、私の名刺だ。今日は外に出るのが難しいんで、もし相手がいるような案件なら当事者を連れて来てもらえるだろうか？あと相談料の目安も出そう、少し待っててく・・・えっ？ただ話がしたいだけ？それなら・・・うん、無料でいい。仲良しでもない法律家のところにきて、「お話」がしたいだなんて、お前は変わり者だな。

「璃月風物詩」の中に、とある水生の馬尾について書いてある一「独り花州の岸に座り、色は霞のようで、薬ようになる」と。それを細かく砕いて炭を入れることで、その墨は水に強くなるそうだ。だがが残念なことに、摘花州に何百回と足を運び、紫の馬尾をその都度積んで入るが、書物に書かれた馬尾は未だ見つけたことがない。

私を前の顧問に？いいぞ、法律の解説はー条ごとに6000モら、法律に関する意見を聞きたい場合は2時間につき18万モら、商事案件はー案件につき最低71万モらからだ。詳し見積もりと歩合は状況による。どうだ？なかなかお得だろう？

私が書類を読んでいる時の威圧感が凄い？ほう・・・お前の目にはそのように映っているのか。それはあくまで仕事状態の私だ。私には二つの状態がある。一つが通常時、もう１つ仕事時だ。これをカチッと切り替えることで、仕事の効率が段違いに上がる。お前にこういうのないのか？

なかなか眠れない？なら、璃月の法律がどのように変遷してきたか、その歴史をお前に聞かせてやろう！私の友人でこれに20分以上耐えられたものはいな・・・えっもっと早く眠りたい？ならば、法典の暗唱がいい！明日になったら、何条まで聞いたか教えてもらうからね。じゃあ、始めるぞ・・・

夜市？うーん・・・家で書類の整理をしようと考えていたんが、お前がそんなに行きたいのなら付き合ってやらなくもない。そうだ、お前に一ついいことを教えよう。一部の店の商品は、鮮度が落ちると売れなくなるものがある。鮮度が落ちることで損失を被るようなお店は、夜になると割引が効くようになるんだ。値段交渉は私に任せてくれ、お釣りは・・私の報酬ってことでどうだろう？

はぁ・・・少し眠いな・・・よし討論でもして目を覚まそう！議題は「北国銀行の開設によって、璃月経済への影響は利と害どちらが大きいか」・・・うむこれにしよう。どちらの立場で論ずるかはお前が選ぶといい。